那須茶臼岳(孫と一緒に)


 2012年(24年)8月31日(金)
 夏休みに入る前から約束していた山登り。
      那須茶臼岳(1.915m) へ  
                               
    天気や日程やらで行けなかったが、いよいよ夏休みも 
残り僅かになってしまった。
   今日しかない!と近くの山、那須茶臼岳に。
   事故で四肢麻痺になった一番上の子の希望で山に決定。
(デイダラボッチさんの日光の滝もすてがたかったけど、又今度という事で)。
   五人兄弟の上から幸多、奈々(五年生の双子です)。恵多(三年生)、
保育園組の二人はお留守番。
   帰ってから「ずる~い。」と散々言われ次に連れて行く約束で何とか治まった。
   
   ちょっとの差で前のロープウェーに乗れず、30分待つ。
   お昼前には降りて来るだろうと弁当は持たなかった。
   その代わりおやつに果物、カップスープと持ったのだが・・・
「じじのラーメン食べた~い」
   もともと山好きの三人、最初は意気揚々と歩き始める。
   しかし幸多はすぐにズルズル滑るザレに歩き難さを訴える。
   ストックを持たせてみたがこれも使い慣れしてないのでダメ。
   蹴り足が後に滑るので登山靴に換える。
   装具をつけたままでは足が入らないので装具を外す。
   なるべく装具は外したくないのだが仕方ない・・・。

       最初は意気揚々と歩き始める。





ここで持ってきた登山靴に履き替える。
   装具を履いていると足が入らないので仕方なく装具を外す。


     ストックの代わりにセとナが脇に付き、手を貸すことに。
     「俺、大丈夫だよ」
     自力で登ろうとする幸多に必要と思われる時だけ手を差し伸べる。

     大きな岩場を選んで登る。両手で登れるので安定する。
     奈々(双子の妹)と恵多(弟)は見える範囲で自由行動とした。

     先に行っては待ち、又先に行っては待ち、
奈々と恵多の優しさに触れ思わず感動。

     様々な石の形や色、硫黄混じりの土に興味を持ちなかなか前に進まない。
     岩場 は両手を使えるので登りやすいと元気百倍。

     「じじ、三点支持だよね。」


 
 の恵多(三年生)はひょうきん者。サッカー少年です。
夏休みの間も毎日朝練(6時から)に行っていました。
    今日休むと言ったら「レギュラー外すぞ」と監督に?・・・。



  少し先に行っては、待っている兄思いの二人です。


朝日岳を見ながら、あそこにも登りたいと幸多。


あと200mで山頂。
「幸多、ここで登ったことにする?」とナ。
 「嫌だよ」と幸多。
もともとサッカー少年だった頑張りやの幸多。
「意地悪だね」とセ。
  「意地悪いってごめんね」


奈々が撮った写真。こんな所があったの?
気がつかなかったな。


 
  やはり時間は掛かった。Ⅰ時間半の長い登りだった。
  山頂で妹達が登っている大岩に登ると言う幸多。

  一番高い岩は諦めて、二番目の岩に登って、
「雲海が見たい」 雲海を見て感激。
  朝日岳、三本槍ヶ岳も指差し聞いた。
  「今度は朝日岳に登りた~い。」
   「リハビリ頑張っていつか登ろうね。」


恵多、奈々は一足先に山頂に。
奈々は、ミニバスに夢中です。
     を切ったら男の子に間違えられてばかり、
     女子トイレに行ったら「男の子はダメですよ」
と言われ、我慢したらしい。
     「女の子です」とちゃんと言える様にね。
 誰よりもお兄ちゃん、弟思いの優しい女の子です。


少し遅れて着きました。やったね幸多。
 満面の笑顔、最高のVサイン。




記念写真、おいおいみんな手の形が違うんじゃない?
ここは仏様じゃないよ。神様だよ。
  奈々 遠すぎる~。顔が見えないよ。




ちょっとアップで


早速おやつの時間、まずは何時ものパイナップル。
それからゼリー。梨。最後は大好きなモズクスープ。



    おやつを食べ終わると早速、
       妹達の登った大岩に「俺も登る}と幸多。


雲海、朝日岳を見ながら満足、満足、感激~。
後姿がそう言っている。




  奈々が運んだモズクスープを食べる二人。うまかった~。


下山はやはり難しい

     セとナで両側から手を貸し、岩は手をつき、それでも時々滑り、
倒れそうになる。


     しかし、大岩を見つけると登る。やっぱり子供パワーはすごい。 
     疲れが見え小岩に座って何回か休憩した。
牛ヶ首方面から小学生の長い列を見た幸多。
     「あいつらより先に行く。」と俄然ペースアップ。
   小学生の中間ぐらいには入れたかな。
     平日なので空いているだろうとのもくろみはあっけなく破れ、
小学生軍団の臨時便二台を見送り、やっと三台目に乗ることが出来た。
 
 

                                                               
下山も先に行っては
    何をしてるかと思いきや・・・
石の中に石を積んだり、元通りにしたり・・・。


帰りも大岩を見つけては登る幸多。
落ちないでね~。気をつけて~。心配性のナ。


たまにはズルッと。




  小学生軍団を見つけ俄然元気になる幸多。
 休んでなんかいられませ~ん。
 小学生軍団、バス3台で来ていました。
              
  ソフトクリームを食べながらロープウェーを待ちます。
ソフトクリームを食べ満足の三人。 
   
    南ヶ丘牧場に寄ったのが・・・
ラーメンジンギスカンに化ける結果になる。
    思いっきり遊んで車の中は爆睡と思いきや帰るまで元気いっぱい。
    帰ってからぐったりのセとナでした。

子供達が撮った写真




  



                                                                      
        


4 件のコメント :

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    『孫たちと近くの山那須茶臼岳へ』とあったので、近くにあるのに知らないと恥ずかしいと思い、地図で調べたら遠くの山のようでした。
    私の距離感覚は40年以上前、それに対し高速道路等の発達した現在とではかなりちがうのでしょうね。浦島太郎と言われそうですね。
    孫たちの元気いっぱいの姿、ほほえましく思います。
    趣味の山登りを孫たちの健全な成長に役立てているようですね。
    将来、幸多がスイスイと山登りができるよう祈ります。
    猛暑のなか、お疲れ様でした。

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  2. セとナのルンルン山日記2012年9月2日 13:22

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    isamuさん。こんにちは。
    茨城からだと那須、日光は近い方かな。那須は高速で行ってもあまり変わらないので、殆んど高速は使わず一般道を走ります。
    その分美味しいものを食べた方がいいかも?
    幸多の頑張りには本当に驚きます。
    来年は乗鞍岳を目指して、
    いつか富士山。幸多の願いです。

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    こんにちは~、いつも幸多ファミリーにお世話になっている「あきら」です。
    いつもながら、幸多の頑張りには頭が下がります。そして、おそらくいつもはケンカしている兄弟も、幸多のために気を使い、一緒に登ろう・到達しようとする兄弟愛がとても感じられます。うちの子供達もこうあってほしいです。
    今度、機会があったら、一緒に山登りしたいですね。特にうちの嫁がやる気漫々です。
    幸多、奈々、恵多、今度会うときにはどれくらい成長しているのだろうか?再会が待ち遠しいです。
    これからも、時折、お邪魔させていただきます。よろしくお願いします。

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  4. セとナのルンルン山日記2012年9月6日 11:41

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    あきらさん。こんにちは。
    こちらこそ、毎回大勢で押しかけてお世話になっております。
    いつも帰ってくるとみんなの顔が生き生き輝いてます。
    それからが大変、楽しかった事をアチコチから一度に話し始めるので(笑)
    是非今度一緒に山登りしましょう。
    奥様にも宜しくお伝え下さい。

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